Xumm
注:カードにXummと記載されているため、タンジェムカードに限り、Xamanの旧称であるXummタンジェムカードの名前を使用しています。
Xamanでは、個人や法人のお客様のユーザーエクスペリエンス向上のため日々取り組んでいます。
Xamanは自己管理型のXRPレジャーウォレットです。これは、従来型の銀行口座とは違い、アカウントの秘密鍵を持つお客様だけがアカウントにアクセスできることを意味します。通常、秘密鍵は暗号化されデバイスに保存されています。
秘密鍵を安全に保管するには
日常で使用する場合(日々の決済や少額利用のアカウントなど)、暗号化された秘密鍵が保存されたデバイスを利用するのが便利ですが、貯蓄用のアカウントの秘密鍵はスマートフォンではなく、オフライン(インターネットにつながっていない環境)で保管することをおすすめします。
ただ、貯蓄用アカウントから決済用アカウントへ定期的に送金したい場合、保管方法の安全性が高いほど手間がかかるというデメリットがあります。ペーパーウォレット(紙に秘密鍵を書いて保管すること)はアカウントにアクセスするためにXamanにインポートしないといけません。ハードウェアウォレットは電源を入れなけばいけなかったり、オフラインのデバイスは署名する際にデータを手入力する必要があります。
Xummタンジェムカードなら
Tangem社は、私たちと同様、暗号資産をより便利に、そしてより安全に利用できるよう取り組んでいます。Tangem(タンジェム)カードは、コールドウォレットやペーパーウォレットとは異なり、カード内にNFCチップが搭載されています。工場出荷時には秘密鍵は生成されておらず、最初にカードを使用するときにチップ内で秘密鍵が生成されるので輸送時に不正利用される心配がありません。XummタンジェムカードはTangem社発行のカードを、XRPレジャーに特化させセキュリティをさらにアップさせた特別なカードです。銀行と同様のセキュリティレベルを誇り、第三者機関による監査にも合格しています。
セキュリティ+利便性
秘密鍵はチップ内に保管されているので、署名時はカードをデバイスにかざして署名します。秘密鍵は取り出せません。通常のアカウントとXummタンジェムカードアカウントを組み合わせることで、ネットにつながっているホットウォレットとつながっていないコールドウォレット、両方の使い方ができるのです。Tangem社でもXRPカードを販売していますが、XummタンジェムカードはXRPだけでなく、XRPレジャーで発行されている8400以上のトークンも利用できます。
リカバリー
秘密鍵はチップ内に保管されているため、カードを紛失した場合にはアカウントにアクセスできなくなります。そのため、Xamanでは基本的に2枚セットで販売しています。2枚目はバックアップとして設定しましょう。xAppの「Tangem Backup」を利用すれば簡単に設定できます。
Xummタンジェムカードの一般的な使い方は?
カードごとにそれぞれ新しくアカウントが生成されます。多くのユーザーは通常のアカウントを「普段使い」のアカウントとし、タンジェムカードのアカウントは貯蓄用として利用しています。
XummタンジェムカードをATMやレジの決済ターミナルで使えますか?
利用できません。タンジェムカードに対応したアプリでのみ使えます。ATMや決済ターミナルでは認識しません。
Xummタンジェムカードで買い物をしたり支払いはできますか?
店舗がXRPレジャーに対応していて、Xamanアプリがあれば利用可能です。
すでに持っているXRPタンジェムカードはXamanで使えますか?
使えます! タンジェム社販売のXRPカードをXamanで読み込むことで、XRPレジャーにアクセスできます。
Xaman Pro (Beta)は有料ですが、Xummタンジェムカードを利用するのにProになる必要はありますか?
Proユーザーでなくてもタンジェムカードを利用することができます。
Xaman Pro (Beta)会員になると、追加料金なして2枚カードがついてきます。(税関による制限で、受け取れない国もあります)
How to subscribe to Xumm Pro Beta 🎉
Xummタンジェムカードの秘密鍵を取り出すことはできますか?
いいえ、できません。秘密鍵はチップ内で保管されており、秘密鍵を取得することができない仕様になっています。そのため、2枚目のカードでリカバリー用のアカウントを作り、バックアップとして設定します。そうすることでカード紛失時や破損時にもアカウントにアクセスすることができるようになります。
Xummタンジェムカードを誰かが盗んだらそのまま利用できてしまうのですか?
カードに暗証番号やパスワードを設定することが可能です。設定すると、署名時にカードをかざす前に暗証番号またはパスワードの入力を求められるため、盗難時にも安心です。
バックアップを作るにあたり、XRP Ledgerにおける2つの(カード)アカウント間のレギュラーキーを設定を簡単に設定できるアプリTangem Backup xAppを使用します。
設定後は、メインアカウントから送信するトランザクションへの署名をバックアップアカウントでも行えるようになります。
よくわからなくても大丈夫です! ここではステップごとに説明していきます。
Tangem(タンジェム)カードはデザインの違う2枚をセットでお届けしています。
1枚目をメインカード、2枚目を署名用のバックアップカードとします。
機能に違いはないので、どちらをメインカードにしても問題ありません。ここでは青色のカードをメイン、透明のカードをバックアップとします。
設定終了後は10XRPを入金して有効化されたメインカードアカウントと、メインに紐づけられた署名用のバックアップカードができあがります。
通常、メインカードは安全な場所に保管して、署名はバックアップカードで行うことをおすすめします。
もし財布などに入れて持ち運ぶ場合もバックアップカードを持ち歩くようにしましょう。
設定する前に、まず2枚のカードを両方Xamanに追加する必要があります。
こちらを参照して追加しましょう。
カードの追加過程で、それぞれに対応するアカウントが生成されます。
そのうち、メインとするアカウントに取引所などから10XRPを送金し、アクティベートします。バックアップアカウントはアクティベートしなくてもOKです。
ここをクリックするか、Xamanのホーム画面の下にあるxAppsをタップし、リストからTangem Backupを選択します。
最初の画面でI’m ready, continueをタップします。
Select accountを選択します。
ここで10XRPを入れてアクティベートしたメインカードのアカウントを選択します。
Slide to acceptを左から右にスライドし、青色のメインカードをデバイスにかざして署名します。
※XRPレジャーに送信するトランザクションではありません。
次にSelect backup cardをタップします。
ここで署名用のバックアップカードのアカウントを選択します。このアカウントはアクティベートしなくてもOKです。Slide to acceptをスライドし、透明のバックアップカードで署名します。
※同じくXRPレジャーに送信するトランザクションではありません。
最後にFinishボタンを押し、Slide to acceptでスライドさせたら設定は完了です
Xamanのホーム画面で右上の「アカウント」を押す。
右上の「アカウント追加」を選択
「Tangemカードを追加する」を押す
カード内蔵のNFCチップをスキャンする(スマートフォンがケースに入っている場合はうまくスキャンできない場合があります。ケースを外して再度お試しください)
通知が出てきたら「アカウントの作成」を押す
もう一度スキャンする
この画面が出たら「検証」を押す
カードのスキャン後、アカウントのrアドレスが表示されたら確認
アカウントに任意の名前を設定し、「次へ」をタップ
10. 次の画面で内容を読み、「了解しました。次へ。」を選択
これでXummタンジェムカードを利用したアカウント作成は完了です!🥳
使い方
通常、2枚セットで利用しますが、見分けがつきやすいよう、デザインが異なるカードをお送りしています。中身に違いはありません。
XRPレジャーアカウントの秘密鍵を生成する
秘密鍵を安全に保管する
カード内の秘密鍵を利用した取引への署名をおこなう
秘密鍵はカードのチップ内に保管されているので、カードを持っていないと署名できません。セキュリティの面では好ましいですが、不便に感じるケースも考えられるため、おすすめの利用方法について後半にご紹介します。
銀行口座との接続や、ATMなどでの利用
デビットカードやクレジットカードとしての利用
Xamanタンジェムカードを受け取った方はすでに通常のアカウントを持っているケースがほとんどでしょう。組み合わせ方法はさまざまありますが、基本的な使い方としては2枚のカードをインポートしたあと、Tangem Backup xAppで2つのアカウントのバックアップ設定をします。
使い方①
通常アカウントを普段使いのアカウントとし、2つのカードアカウントは貯蓄用とそのバックアップとして使用します。必要に応じて資金を貯蓄用アカウントから通常アカウントに移動させて使うことで、カードを持ち歩く必要がなくなり、紛失や盗難などのリスクが大幅に減ります。
使い方②
メインのカードアカウントに通常アカウントの資産を移し、通常のアカウントは削除します。メインカードは保管し、署名時には署名(バックアップ)カードを主にに用いる使い方です。(アカウントの消去方法はこちらから)
使い方③
通常アカウントのバックアップとしてカードアカウントを設定したり、カードアカウントのバックアップとして通常アカウントを設定することも可能で、複数アカウントで署名できるマルチシグも利用可能です。それぞれ長所と短所があり、シンプルな使い方としては①と②をおすすめします。
Xamanタンジェムカードを紛失・盗難や破損した場合、アカウントにアクセスできなくなります。
必ずバックアップカードを設定しましょう
2枚セットでお送りしているのには理由があります。メインカードが紛失・盗難や破損した場合にもアカウントにアクセスできるようにバックアップの設定をしましょう。設定方法はこちらをご参照ください。
カードにパスワードを設定する
盗難の場合に簡単にアクセスされないよう、カードに暗証番号を設定することも可能です。署名時には毎回暗証番号を求められるようになるため、セキュリティをさらに高めることができます。
カードの使い方についての注意点
カードの使い方や注意点など、別の記事でも解説しているのでご参照ください。